IE(InternetExplorer) 戻るボタン 戻らない 解消方法

とあるサポートデスクのmatsuです。

職場で良く聞かれる問い合わせの回答をここで共有します。

IE（InternetExplorer）で戻るボタンを押しても戻らない

環境

・パソコン：Windows10 Pro

解決策

・IEを起動し、「ツール」タブの「互換教示設定」をクリックし
「Microsoft互換性リストの使用（U)」のチェックを外す

詳細説明

・インターネットサイトを見ていて前のページに戻るとき「戻る」ボタンをクリックしますよね。
これが、クリックしても、クリックしても、いま開いているページに戻って、
困ってしまう。なんてことありませんか？

よくこの事象が確認されるのは、以下になります。

１）GoogleやYahoo!などで、検索結果に戻りたいときに、戻れない
２）サイト内でPDFを開いていて、元のページに戻りたいときに、戻れない。

これらの解消について、比較的に「Microsoft互換性リストの使用（U)」のチェックを外す
ことで解消することが多いです。

「Microsoft互換性リストの使用（U)」のチェックを外す方法

具体的な手順は以下の通りです。

1. 　IEを起動し、メニューバーにある「ツール」タブから、互換表示設定をクリックします。
   ※メニューバーが表示されていない場合は記事下部をご確認ください。
2. 「互換表示設定」の画面が表示されるため、
   「MicroSoft 互換性リストの使用」のチェックを外し、閉じる
   
3. InternetExplorerを閉じ、開きなおす。

たいてい、これで解消することが多いです。

個人的には、InternetExplorerは早く見切っていただいて
MicroSoft Edgeに乗り換えていただいたほうがいいのではないかと思いますが
社内システムの動作保証などあるでしょうから、なかなか難しいですね。

「Microsoft互換性リストの使用（U）」をコマンドで設定する場合

画面をポチポチするのはめんどくさい。という方は、コマンドを使い
レジストリを書き換えることで、変換することが可能です。

キー　　：HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\BrowserEmulation
値の名称：MSCompatibilityMode
形式　　：REG_DWORD
設定値　：0 　 無効（チェックを外す）、１　有効（チェックをつける）

コマンド例：チェックを外す

コマンド例：チェックをつける

設定は、カレントユーザで実行するため、管理者権限は不要です。

「Microsoft互換性リストの使用（U）」をデフォルトで設定を変えておきたい場合

今後、利用しているパソコンに説いて新しいユーザが増えたときに、
都度レジストリの設定を実行するのが面倒な場合は、
.defaultに設定を入れておくと、アカウント作成時に、自動で設定が読み込まれるため
都度設定する必要はありません。

※.defaultに設定するときは、管理者実行が必要となります。

コマンド例：チェックを外す

コマンド例：チェックをつける

　※【メニューバーが表示されない場合の対処方法】

InternetExplorerを開いた状態で、「Alt」キーを入力すると表示されます。お試しください。
都度「Alt」キーを入力するのは面倒という場合は、InternetExplorerのメニューバーを
ずっと出しておきたいときは、どちらかを実施してください。
方法（１）InternetExplorerを起動し、「Alt」キーを入力し、「メニューバー」を出し、
「表示」タブの「ツールバー」より「メニューバー」をクリック。

チェックが付けばOKです。

方法（２）ブラウザのタブが表示されるあたりで、右クリックし
「メニューバー」をクリック

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