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Windows 11が重い主因は、OneDriveの同期、WebView2を使うウィジェット、Copilotなどの自動起動、更新後処理が同時に重なることです。
まずタスクマネージャーでCPU・メモリ・ディスク・GPU・ネットワークを数分確認し、疑わしい機能を一時停止して原因を切り分けましょう。
この記事では、Windows 11のバックグラウンド処理が重くなる原因と、安全に負荷を減らす手順を解説します。
2026年8月時点のWindows 11を前提としていますが、Copilotやウィジェットの提供形態、設定項目の名称は、Windows Update、地域、エディション、Microsoftアカウントの状態によって異なる場合があります。
Windows 11が重いときは何を確認する?
Windows 11が重いと感じたら、最初に確認したいのは「どの資源が不足しているか」と「どのプロセスが使っているか」です。
OneDriveやWebView2が表示されているだけでは、重さの原因とは断定できません。動作が重くなった瞬間に使用率が上がるかを確認することが重要です。
「Ctrl+Shift+Esc」を押してタスクマネージャーを開き、「プロセス」でCPU、メモリ、ディスク、ネットワーク、GPUの各列をクリックしてください。
使用率が高い順に並べ替えると、負荷を発生させている候補を見つけやすくなります。
症状別の早見表
| 重くなる状況 | 主に確認する項目 | 疑われる処理 | 最初に試すこと |
| 起動直後だけ重い | CPU・ディスク・メモリ | スタートアップ、OneDrive、更新後処理 | 5~10分観察し、スタートアップを確認 |
| ファイル保存後に重い | ディスク・ネットワーク | OneDrive同期 | 同期を一時停止して比較 |
| マウスや画面表示がカクつく | GPU・CPU | Widgets、WebView2、GPUドライバー | Widgetsを終了して比較 |
| ブラウザーやCopilot併用時に重い | メモリ・CPU | Edge、Copilot、Teams、WebView2 | 不要なタブやアプリを閉じる |
| 常に動作が遅い | メモリ・ディスク | メモリ不足、空き容量不足、HDD | メモリ使用率とストレージを確認 |
| アップデート後に急に重い | CPU・ディスク | インデックス、スキャン、アプリ更新 | 再起動後、しばらく処理を完了させる |
大切なのは、一度に複数の設定を変更しないことです。
たとえばOneDrive、Widgets、Edgeの設定を同時に変更すると、軽くなっても何が効いたのか分からなくなります。
原因を見つける3ステップ
1. 通常時のCPU・メモリ・ディスク・GPU使用率を確認する
2. 重くなった瞬間に上昇したプロセスを記録する
3. その機能だけを一時停止し、操作性が改善するか比較する
確認時間は、数秒では不十分です。
一時的な更新や画面描画で使用率が跳ね上がることは珍しくないため、少なくとも数分間は観察しましょう。
筆者が重視する判断基準は、単純な使用率の高さではなく、「症状の発生」「プロセスの負荷上昇」「停止後の改善」が同じタイミングでそろうかです。
この3点がそろえば、そのプロセスが原因または原因の一部である可能性が高まります。
OneDriveの同期でWindows 11が重いのはなぜ?
OneDriveは、パソコン内のファイルとクラウド上のファイルを同期する機能です。
デスクトップ、ドキュメント、写真などをバックアップ対象にしている場合、ファイルの追加や変更を検知すると、確認、アップロード、ダウンロードなどをバックグラウンドで実行します。
Microsoftの案内でも、OneDriveの同期はタスクバーのクラウドアイコンから2時間、8時間、24時間のいずれかで一時停止できます。マイクロソフト サポート
OneDriveの負荷が高くなりやすい場面
OneDriveは、特に次のような状況でCPU、ディスク、ネットワークを使いやすくなります。
- OneDriveを初めて設定した直後
- Windows 11を再インストールした直後
- 大量の写真や動画を追加した
- フォルダー名や保存場所を大きく変更した
- 別のパソコンで変更したデータをまとめて反映している
- 数千から数万個の小さなファイルを同期している
- 同期エラーが発生し、再試行を繰り返している
- パソコンやOneDriveの空き容量が不足している
負荷の大きさは、ファイルの合計容量だけでは決まりません。
容量が小さくてもファイル数が非常に多いと、OneDriveは各ファイルの更新日時、保存場所、競合の有無などを確認するため、処理が長引くことがあります。
OneDriveが原因か確認する方法
タスクバー右下のOneDriveアイコンを開き、同期中のファイルやエラーが表示されていないか確認します。
次に同期を一時停止し、普段重くなる操作をもう一度試してください。
停止後に明らかに軽くなれば、OneDriveの同期が負荷の一因だったと考えられます。
ただし、停止中はクラウドへのバックアップや別端末との同期が行われません。
仕事のファイルや重要な写真をOneDriveに保存している場合は、切り分けが終わったら同期を再開しましょう。
OneDriveを使いながら負荷を減らす方法
OneDriveを完全に停止する前に、同期対象を見直す方法が安全です。
写真、動画、開発用データ、素材集など、ファイル数や容量が多いフォルダーを常時同期する必要がなければ、OneDriveの設定から対象を絞ります。
ネットワークの遅さが問題の場合は、同期の一時停止や転送速度の制限も選択肢です。Microsoftも、大きなファイルを扱う場合は高速なネットワークを利用することや、一時的に同期を止める方法を案内しています。マイクロソフト サポート
起動直後の負荷を減らしたい場合は、タスクマネージャーの「スタートアップアプリ」でMicrosoft OneDriveの自動起動を無効にする方法もあります。
ただし、サインイン後に同期が始まらなくなるため、バックアップ忘れには注意が必要です。
筆者としては、OneDriveをバックアップに使っている人ほど、いきなり削除や常時停止をするべきではないと考えます。
まず同期の一時停止で原因を確認し、次に同期フォルダーや起動時刻を調整する方が、データ保護と軽量化を両立しやすいからです。
WebView2とウィジェットが重い原因は?
Microsoft Edge WebView2は、Windowsアプリの中にWebページのような画面を表示するための実行基盤です。
Microsoftの開発者向け資料では、WebView2はHTML、CSS、JavaScriptなどのWeb技術をネイティブアプリへ組み込み、Microsoft Edgeの描画エンジンで表示する仕組みと説明されています。Microsoft Learn
そのため、Edgeブラウザーを開いていなくても、タスクマネージャーに「Microsoft Edge WebView2」や「msedgewebview2.exe」が表示されることがあります。
WebView2が複数表示されても異常とは限らない
WebView2は、画面表示、GPU描画、ネットワーク通信などを別々のプロセスに分離して動かす場合があります。
さらに、Widgets、Teams、Office、Outlook、天気アプリなど、複数のアプリがWebView2を利用できます。MicrosoftのFAQでも、WebView2がこれらのアプリで利用されることが明記されています。Microsoft Learn
したがって、WebView2のプロセスが複数あるという理由だけで、ウイルスや異常動作と判断することはできません。
判断すべきなのは、次の状態が長時間続いているかどうかです。
- 何も操作していないのにCPU使用率が下がらない
- GPU使用率が継続的に高い
- メモリ使用量が増え続ける
- Widgetsを終了すると、すぐに操作が軽くなる
- 特定のアプリを開くたびにWebView2の負荷が急増する
- 画面が白くなる、点滅する、スクロールが引っかかる
- 同じプロセスが終了と再起動を繰り返す
WebView2 GPUプロセスが重かった報告
Microsoft Q&Aには、Windows 11 Home 22H2、OSビルド22621.819を使用していたユーザーから、WebView2 GPUプロセスによって操作が極端に重くなったという報告があります。
投稿で示された構成は、Intel Core i9-9900K、NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti、メモリ64GB、4Kディスプレイでした。
Edgeを1~2時間使用すると、マウス移動、ウィンドウ切り替え、スクロールなどが急にカクつき、タスクマネージャーではWidgets配下のWebView2 GPUプロセスとSystemのCPU使用率が上昇していたとされています。
CPU全体は20~40%程度でしたが、Widgetsプロセスを終了すると症状が改善したという内容です。
この事例から分かるのは、CPU全体が100%でなくても、画面描画やGPUとの連携が詰まれば、体感速度が大きく低下することがあるという点です。
一方で、これは古いWindows 11ビルドを使用した特定環境の投稿であり、現在のすべてのパソコンへ一般化できる検証結果ではありません。
ウィジェットとWebView2を切り分ける方法
Windowsウィジェットは、天気、ニュース、スポーツなどの情報をWeb経由で表示します。
Microsoftは、タスクバーを右クリックして「タスクバーの設定」を開き、「ウィジェット」をオンまたはオフにする方法を案内しています。マイクロソフト サポート
ただし、タスクバーのボタンを非表示にする操作は、関連するすべてのバックグラウンド処理を完全に停止すると保証するものではありません。
負荷の原因を確認するときは、次の順番で試してください。
1. 重い状態でタスクマネージャーを開く
2. WidgetsとWebView2のCPU・メモリ・GPU使用率を確認する
3. Widgetsを選択してタスクを終了する
4. マウス操作やウィンドウ切り替えが改善するか確認する
5. 再びWidgetsが起動したときに症状が戻るか観察する
Widgets終了後に軽くなり、再起動後に再び重くなるなら、ウィジェットまたはWebView2との組み合わせが関係している可能性が高まります。
反対に、終了しても変化がない場合は、WebView2以外のプロセスやGPUドライバー、ディスク、メモリ不足を調べる必要があります。
WebView2 Runtimeは削除しない方がよい
WebView2 Runtimeは、複数のアプリが共通して使う基盤です。
Microsoftは、Edgeに依存するアプリやウィジェットが存在し、Edgeを削除するとCopilotを含むPWAやEdgeベースのウィジェットが動作しなくなると案内しています。マイクロソフト サポート
WebView2のフォルダーや実行ファイルを自己流で削除すると、依存するアプリの画面が白くなる、一部の設定画面が開かない、ウィジェットが表示されないといった問題につながる可能性があります。
実際、2026年6月のMicrosoft Q&Aには、Edge、EdgeCore、EdgeWebViewのフォルダーを削除した後、Windows検索やWebView2を使うアプリが正常に表示されなくなったという投稿もあります。Microsoft Learn
筆者としては、WebView2を家全体の電源設備、WidgetsやTeamsを個々の家電に近い存在として考えると分かりやすいと思います。
使っていない家電を止めるために家全体の配線を外すのではなく、負荷を発生させている呼び出し元のアプリだけを止める方が安全です。
CopilotやEdgeが重いときは何を止める?
Copilotが遅い場合は、「Copilotの返答が遅い」のか、「Windows全体の操作が遅い」のかを分けて考えます。
返答だけが遅いなら、インターネット回線、Microsoft側のサービス状況、長い会話履歴、アップロード中のファイルなどが関係している可能性があります。
一方、アプリの切り替えや文字入力まで遅くなるなら、手元のパソコンでメモリやCPUが不足していないか確認してください。
Copilotだけを犯人と決めつけない
Windows Updateの直後は、Copilotとは別に次の処理が動く場合があります。
- 検索インデックスの更新
- Microsoft Defenderのスキャン
- Microsoft Storeアプリの更新
- 更新後のシステム最適化
- OneDriveの再同期
- EdgeやWebView2の更新
- ドライバーの再構成
タスクマネージャーにCopilotが表示されていても、同時にディスク使用率の高いSystemやAntimalware Service Executableが動いていれば、複数の処理が重なっている可能性があります。
Copilotのタスクを終了した直後に軽くなったとしても、終了操作と同じタイミングで別の更新処理が完了した可能性もあるため、何度か同じ条件で確認する必要があります。
タスクバーから消すだけでは軽量化にならない場合がある
環境によっては、Copilotをタスクバーから非表示にできます。
ただし、これは主にアイコンや入口を消す設定であり、Copilotアプリ、Edge、WebView2などのバックグラウンド処理を必ず停止する操作ではありません。
Copilotを使わない場合は、「設定」「アプリ」「インストールされているアプリ」を開き、Copilotが独立したアプリとして表示されているか確認してください。
アンインストール可能な環境では削除を検討できますが、表示される項目や操作方法はWindows 11の更新状況によって異なります。
レジストリやシステムフォルダーを自己流で変更するより、Windowsの設定画面から変更できる範囲にとどめる方が安全です。
Copilotを使い続ける場合の対策
Copilot利用時にWindows全体が重くなる場合は、同時に起動しているアプリを減らします。
- 不要なEdgeやChromeのタブを閉じる
- 使っていないTeamsやOutlookを終了する
- OneDriveが大量同期中なら完了を待つ
- 長い会話は新しいチャットへ切り替える
- 動画再生や画面共有を同時に行わない
- タスクマネージャーでメモリ使用率を確認する
- Windows Update後は再起動する
CopilotのAI処理の多くがクラウド側で行われても、画面描画、ブラウザー、会話表示、ファイル読み込みなどには手元のメモリとCPUが使われます。
特にメモリ8GBのパソコンでは、Copilot、ブラウザーの多数のタブ、Teams、Outlook、OneDriveを同時に使うと、空きメモリが少なくなりやすいでしょう。
Edgeのバックグラウンド動作も確認する
Microsoft Edgeには、起動を速くするスタートアップブーストや、ウィンドウを閉じた後も拡張機能やアプリを動かす設定があります。
これらは利便性を高める一方、Edgeを使っていない時間にもメモリを使用する場合があります。
Edgeの「設定」「システムとパフォーマンス」で、環境に応じて次の項目を確認します。
- スタートアップブースト
- Edge終了後もバックグラウンドで拡張機能やアプリを実行する設定
- スリーピングタブ
- 効率モード
- グラフィックアクセラレーション
Edgeを頻繁に使わない場合は、スタートアップブーストや終了後のバックグラウンド実行をオフにして変化を確認できます。
ただし、グラフィックアクセラレーションは、オフにすれば必ず速くなる設定ではありません。
GPUとドライバーが正常ならオンの方がCPU負荷を抑えられる場合があるため、画面のちらつきやWebView2 GPUプロセスの異常が疑われるときに限り、一時的に切り替えて比較してください。
Windows 11のバックグラウンド処理を安全に軽くする手順
Windows 11を軽くするには、削除よりも「確認」「一時停止」「恒久設定」の順で進めるのが安全です。
Microsoftも、バックグラウンドで動くアプリは同期や通知に使われる一方、電力消費やパフォーマンスへ影響することがあると説明しています。対応するアプリでは、「設定」「アプリ」「インストールされているアプリ」「詳細オプション」からバックグラウンド実行を制御できます。マイクロソフト サポート+1
1.パソコンを再起動する
シャットダウンと起動ではなく、最初に「再起動」を選びます。
更新の適用待ち、メモリ上に残った処理、終了に失敗したアプリなどが整理される場合があります。
再起動直後はOneDrive、Defender、Windows Updateなどが動く可能性があるため、すぐに重さを判断せず、数分間待ってから確認してください。
2.タスクマネージャーで重い瞬間を記録する
CPU、メモリ、ディスク、GPU、ネットワークを順番に並べ替え、上位のプロセス名を確認します。
可能であれば、通常時と重いときの画面をスクリーンショットで残しましょう。
比較するときは、次のように記録すると原因を絞りやすくなります。
- 症状が起きた時刻
- 開いていたアプリ
- CPU使用率が高かったプロセス
- メモリ使用量
- ディスク使用率
- GPU使用率
- 一時停止後に改善したか
これは専門的な計測ソフトを使わなくてもできる、再現性の高い切り分け方法です。
3.疑わしい機能を一つだけ一時停止する
OneDriveが上位なら同期を一時停止します。
WidgetsとWebView2のGPU使用率が高ければ、Widgetsを終了します。
Edgeがメモリを多く使っていれば、タブや拡張機能を減らします。
一つ変更したら、同じ操作をして症状が改善するか確認してください。
4.不要なスタートアップアプリを無効にする
タスクマネージャーの「スタートアップアプリ」には、Windowsへのサインイン時に起動するアプリが表示されます。
毎回自動起動する必要がないアプリは無効化できます。
候補になりやすいのは、会議時だけ使うチャットアプリ、手動起動で問題ないクラウドツール、メーカーの宣伝・通知アプリなどです。
ただし、次の項目は役割を確認せず止めないでください。
- セキュリティソフト
- バックアップソフト
- タッチパッド関連
- 音声やマイク関連
- GPUやディスプレイ関連
- 会社の管理・認証ツール
MicrosoftのPC正常性チェックアプリでも、起動時間に影響するプログラムを確認し、スタートアップを管理できると案内されています。マイクロソフト サポート
5.対応アプリのバックグラウンド許可を見直す
「設定」「アプリ」「インストールされているアプリ」から対象アプリの詳細オプションを開き、「バックグラウンドアプリのアクセス許可」が表示される場合は設定を変更できます。
使っていないアプリなら「常に」から「電源最適化」または「なし」へ変更することで、バックグラウンド処理を減らせる可能性があります。
ただし、すべてのデスクトップアプリに同じ設定が表示されるわけではありません。
通知、同期、着信、ファイルアップロードが必要なアプリを「なし」にすると、期待した動作をしなくなる可能性があります。
6.Windows Updateと正式なドライバーを確認する
Windows Updateには、不具合修正やパフォーマンス改善が含まれる場合があります。
「設定」「Windows Update」で更新を確認し、適用後は再起動してください。
画面のカクつきやWebView2 GPUプロセスの高負荷がある場合は、PCメーカーまたはIntel、AMD、NVIDIAなどGPUメーカーが正式に提供するドライバーも確認します。
「オプションの更新プログラム」にドライバーが表示される場合もありますが、すべてを無条件に入れる必要はありません。
現在の症状、PCメーカーの案内、ドライバーの対象機種を確認してから適用してください。
出所不明のドライバー更新ソフトで一括更新する方法は、互換性問題を増やす可能性があるため避けた方が安全です。
7.ストレージの空き容量を確保する
ストレージの空きが少ないと、一時ファイルや仮想メモリを扱いにくくなり、バックグラウンド処理の影響が大きくなります。
「設定」「システム」「ストレージ」で空き容量を確認し、一時ファイルや不要なアプリを整理してください。
ダウンロードフォルダーやごみ箱には必要なファイルが残っている可能性があるため、内容を確認してから削除します。
OneDriveのファイルオンデマンドを使える環境では、頻繁に使わないファイルをオンラインのみの状態にして、ローカル容量を節約する方法もあります。
8.Windowsセキュリティでスキャンする
CPUやディスクを大量に使う原因が、Microsoft製の機能とは限りません。
不審な広告表示、勝手なブラウザー起動、見覚えのないプロセス、急激な通信量の増加がある場合は、「Windows セキュリティ」「ウイルスと脅威の防止」からスキャンを実行してください。
第三者製のセキュリティソフトを使っている場合は、複数のリアルタイム保護機能が競合していないかも確認します。
軽くならない場合はメモリとストレージ性能を確認
バックグラウンド機能を整理しても改善しない場合は、現在の使い方に対してハードウェア性能が不足している可能性があります。
Microsoftも、古いハードウェアを搭載したパソコンでは、ソフトウェア上の対策だけで大幅な改善が得られないことがあると説明しています。マイクロソフト サポート
メモリ8GBで重くなりやすい組み合わせ
メモリ8GBでも、文書作成や少数のブラウザータブなど、用途を絞れば利用できます。
ただし、次の機能を同時に使うと空きメモリが少なくなりやすくなります。
- EdgeやChromeの多数のタブ
- Teamsのビデオ会議
- Outlook
- OneDriveの大量同期
- Copilot
- WebView2を使うアプリ
- 画像編集ソフト
- 高解像度動画の再生
タスクマネージャーのメモリ使用率が常に80~90%を超え、アプリを切り替えるたびにディスク使用率も上がる場合は、Windowsがメモリ内のデータをストレージへ退避している可能性があります。
この状態では、OneDriveやWidgetsを少し止めても、根本的な余裕はあまり増えません。
増設可能なパソコンならメモリ増設を検討できますが、薄型ノートなどではメモリが基板に固定されている場合があります。
分解前にメーカーの仕様と保証条件を確認してください。
HDDではバックグラウンド処理が重なりやすい
HDD搭載パソコンでは、OneDrive、Windows Update、検索インデックス、セキュリティスキャンが同時にファイルを読み書きすると、ディスク使用率が100%近くになることがあります。
CPU使用率が低くても、ストレージの処理待ちによって、アプリ起動や右クリック、ファイル操作が遅くなる状態です。
SSDへの交換が可能なら、Windowsの起動やアプリの読み込みを含めて改善する可能性があります。
ただし、交換可否、データ移行、BitLocker、回復キー、メーカー保証などの確認が必要です。
会社支給PCや保証期間中のPCは、管理者やメーカーの許可なく分解しないでください。
筆者の考察|重さの原因は「機能の足し算」
ここからは、Microsoftの公式情報や報告事例を踏まえた筆者の見解です。
Windows 11の重さは、一つの機能が常に大量の資源を使うというより、複数の便利機能が少しずつ動き、その実行時間が重なることで起きるケースが多いと考えられます。
OneDriveがファイルを同期し、Widgetsが情報を更新し、WebView2が画面を描画し、EdgeやCopilotが待機する。
その時間帯にWindows Update後の処理やセキュリティスキャンまで重なると、CPU、メモリ、ディスク、GPU、ネットワークのいずれかに余裕がなくなります。
これは、個々のプロセスが異常でなくても起こり得ます。
タスクマネージャーで各プロセスの数字が小さく見えても、それらを合計するとメモリの空きがほとんど残っていない場合があります。
平均使用率より「重くなる瞬間」が重要
CPU使用率が100%でないから正常とは限りません。
WebView2 GPUプロセスの報告事例のように、CPU全体が20~40%でも、特定のCPUコア、GPU描画、ドライバー、プロセス間通信などが詰まれば、マウスやスクロールが大きく遅れる場合があります。
そのため、平均値だけを見るより、重くなった瞬間の変化を比較するべきです。
筆者なら、次の条件で異常の可能性を判断します。
- 同じ操作で症状を再現できる
- 特定プロセスの負荷上昇と症状が同時に起きる
- そのプロセスの呼び出し元を止めると改善する
- 再び起動すると症状が戻る
- 再起動後や更新後も繰り返す
このうち一つだけでは断定できませんが、複数が当てはまれば原因を絞りやすくなります。
「削除できるもの探し」より利用目的の整理が必要
Windows 11を軽くしたいと考えると、WebView2、Edge、Widgets、Copilotなどを削除したくなるかもしれません。
しかし、WebView2のような共通基盤を削除すると、別のアプリまで動かなくなる可能性があります。
軽量化で重要なのは、Windowsの部品を片端から消すことではなく、自分の使い方に必要な機能を決めることです。
OneDriveをバックアップに使うなら残し、同期対象や時間帯を調整する。
Copilotを使わないなら、アプリや自動起動の状態を確認する。
ウィジェットを見ないなら、タスクバー表示をオフにして負荷を比較する。
Teamsを会議時だけ使うなら、サインイン直後の自動起動を止める。
このように整理すれば、Windowsの安定性を保ちながら、不要な常駐処理を減らせます。
今後もWebView2系プロセスは使われ続ける可能性が高い
Windowsアプリでは、Web技術を使って画面や機能を提供する仕組みが広く利用されています。
WebView2は、そのための共通基盤としてTeams、Office、Outlook、Widgetsなどに採用されています。Microsoft Learn
したがって、今後もタスクマネージャーでWebView2を見る機会は続くと考えられます。
WebView2が存在すること自体を問題視するのではなく、どのアプリが利用し、どの程度の負荷が続いているかを判断する知識が必要です。
個人的には、Windows側にも「このWebView2プロセスを使用しているアプリ」を、一般ユーザーがより簡単に確認できる表示が必要だと感じます。
現在のプロセス名だけでは、Widgets、Outlook、Teamsなど、実際の呼び出し元が分かりにくいためです。
まとめ
Windows 11のバックグラウンド処理が重い場合は、OneDriveの同期、WebView2を使うウィジェット、CopilotやEdgeの常駐、Windows Update後の処理などが重なっている可能性があります。
最初にタスクマネージャーでCPU、メモリ、ディスク、ネットワーク、GPUを確認し、重くなった瞬間に使用率が上がるプロセスを探してください。
OneDriveが疑わしいなら同期を一時停止し、WidgetsやWebView2のGPU負荷が高いならWidgetsを終了して、停止前後の操作性を比較します。
原因が確認できた後に、同期対象の削減、スタートアップの無効化、バックグラウンド許可の変更など、影響の小さい恒久対策へ進むのが安全です。
WebView2 Runtimeは、多くのWindows機能やアプリが利用する共通基盤です。
単にプロセスが多いという理由で削除せず、WebView2を呼び出しているWidgets、Teams、Outlookなどを特定して調整しましょう。
これらを見直してもメモリ使用率やディスク使用率が常に高い場合は、メモリ容量、ストレージの空き、HDDとSSDの違いなど、ハードウェア側の限界も確認する必要があります。
よくある質問
Windows 11が重いとき、タスクマネージャーでは何を見ればよいですか?
CPUだけでなく、メモリ、ディスク、ネットワーク、GPUも確認してください。
重くなった瞬間に上昇したプロセスを記録し、その機能を一時停止した後に改善するか比較すると、原因を絞りやすくなります。
WebView2が複数表示されるのは異常ですか?
WebView2は、画面描画や通信などを複数のプロセスに分けて動かす場合があるため、複数表示されること自体は珍しくありません。
何も操作していない状態でもCPUやGPUの高負荷が続く、Widgetsなどを終了すると改善するといった症状がある場合は、呼び出し元のアプリやGPUドライバーを確認してください。
OneDriveを停止すればWindows 11は軽くなりますか?
OneDriveが大量のファイルを同期している場合は、一時停止によって軽くなる可能性があります。
ただし、停止中はクラウドへのバックアップや別端末との同期が行われないため、原因を確認した後は同期対象を減らす、実行時間を調整するなどの方法を検討してください。
Copilotをタスクバーから消せば軽くなりますか?
タスクバーのアイコンを非表示にするだけでは、Copilotアプリや関連するWebView2、Edgeの処理が必ず停止するとは限りません。
Copilotを使用しない場合は、インストール済みアプリ、自動起動、Edgeのバックグラウンド設定なども確認する必要があります。


